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レッスン 12 / 15推定時間: 25

絵で描くプログラム:フローチャート入門

プログラムを作る前に「設計図」を描きましょう!フローチャートを使えば、複雑な処理も視覚的に理解できます。絵を描くように、楽しくプログラムの流れを設計する方法を学びます。

はじめに

プログラムを作るとき、いきなりコードを書き始めていませんか?

それは、設計図なしで家を建てるようなもの!

今日は、プログラムの「設計図」である「フローチャート」を学びます。

フローチャートを使えば:

  • 📝 考えが整理できる
  • 👀 全体が見渡せる
  • 🤝 他の人にも説明しやすい
  • 🐛 間違いを見つけやすい

フローチャートって何?

日常生活のフローチャート

実は、私たちも頭の中でフローチャートを使っています!

🎯 朝の準備のフローチャート

これがフローチャート!処理の流れをで表したものです。

フローチャートの基本記号

主要な4つの記号

📐 基本の記号

  1. 楕円(だえん)

    • 開始と終了
    • 例:[開始]、[終了]
  2. 長方形

    • 処理(何かをする)
    • 例:[計算する]、[表示する]
  3. ひし形

    • 判断(はい/いいえ)
    • 例:<雨が降ってる?>
  4. 矢印

    • 流れの方向
    • 次に何をするか示す

記号の使い方

基本的なフローチャート

例1:おこづかい計算

例2:宿題チェッカー

条件分岐のフローチャート

複数の条件がある場合

繰り返しのフローチャート

カウンターを使った繰り返し

条件による繰り返し

実践的なフローチャート

じゃんけんゲーム

自動販売機

フローチャートの書き方のコツ

1. 大きな流れから考える

最初:
[開始] → [処理] → [終了]

詳しく:
[開始] → [入力] → [計算] → [表示] → [終了]

もっと詳しく:
[開始] → [名前を入力] → [年齢を入力] → 
`<18歳以上?>` → ... → [終了]

2. 一つの箱には一つの処理

❌ 悪い例:
[名前と年齢を入力して計算する]

✅ 良い例:
[名前を入力]
  ↓
[年齢を入力]
  ↓
[計算する]

3. 判断は質問形式で

❌ 悪い例:
`<年齢チェック>`

✅ 良い例:
`<18歳以上ですか?>`

フローチャートからプログラムへ

フローチャート

プログラム

// 開始
= 入力("数を入力してください")

// 判断
もし 数 % 2 == 0 なら
    表示("偶数です")
そうでなければ
    表示("奇数です")

// 終了

フローチャートがあれば、プログラムも書きやすい!

練習問題

問題1:お買い物フローチャート

1000円持って買い物に行きます。

  • 商品を選ぶ
  • 値段を確認
  • 買えるかチェック
  • 買ったら所持金を減らす
  • まだ買い物を続けるか聞く

このフローチャートを描いてください。

答えを見る

問題2:数当てゲーム

1から10の数を当てるゲームのフローチャートを描いてください。

  • コンピュータが数を決める
  • プレイヤーが予想
  • 大きい/小さい/正解を判定
  • 正解するまで繰り返す
答えを見る

実践演習:CommandPlaygroundで体験

CommandAcademy Terminal
Welcome to CommandAcademy Terminal!
Type "help" to see available commands.
user@cmdac:~$

ファイルツリー

/
etc
hosts35B
passwd76B
home
user
tmp
usr
bin
share
var
log

今日のまとめ

覚えておいてほしい3つのこと

  1. フローチャートはプログラムの「設計図」
  2. 記号を使って処理の流れを視覚的に表現
  3. 複雑な処理も、フローチャートなら理解しやすい

次回予告

次のレッスンでは、「アルゴリズム」について学びます。

  • 問題を解く「魔法の手順」
  • 効率的な方法を考える
  • 有名なアルゴリズムを体験

より良い解決方法を見つける力を身につけましょう!

チャレンジ問題

ミッション:ATMのフローチャート

銀行のATM(現金自動預け払い機)のフローチャートを作ってください。

機能:

  1. カードを入れる
  2. 暗証番号を入力(3回まで)
  3. 取引を選ぶ(預金/引き出し/残高照会)
  4. 預金:お金を入れて残高を増やす
  5. 引き出し:金額を指定して引き出す(残高チェックあり)
  6. 残高照会:現在の残高を表示
  7. 続けるか終了するか選ぶ
答えの例を見る

素晴らしい!フローチャートを使って、プログラムの流れを「見える化」できるようになりました。これで、複雑なプログラムも設計できるようになりましたね!

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