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レッスン 2 / 15推定時間: 15

Gitのインストールと初期設定

Gitをインストールして、あなたの名前とメールアドレスを設定しましょう

このレッスンの学習目標

  • Gitが正しくインストールされているか確認する
  • 名前とメールアドレスを設定する理由を理解する
  • 基本的な設定を完了する

なぜ初期設定が必要なの?

😕 設定しないとどうなる?

Gitで記録を残すとき、誰が変更したか分からないと困ります。

変更履歴:
???: ログイン機能を追加
???: バグを修正
???: デザインを改善

これでは、後で見返したときに誰の変更か分からず、質問もできません。

😊 設定するとこうなる!

変更履歴:
田中太郎 <tanaka@example.com>: ログイン機能を追加
佐藤花子 <sato@example.com>: バグを修正
田中太郎 <tanaka@example.com>: デザインを改善

誰がいつ何をしたか一目瞭然!チーム開発でも個人開発でも重要です。

Gitがインストールされているか確認しよう

まず、Gitがすでにインストールされているか確認しましょう。

git --version

git version 2.x.xのようなバージョン情報が表示されれば、Gitはインストールされています!

Gitのインストール方法

もしGitがインストールされていない場合は、以下の方法でインストールしてください。

Windows

  1. Git公式サイトからインストーラーをダウンロード
  2. インストーラーを実行(基本的にデフォルト設定でOK)

Mac

  • Homebrewを使用: brew install git
  • または、Xcodeコマンドラインツールをインストール

Linux

  • Ubuntu/Debian: sudo apt-get install git
  • CentOS/Fedora: sudo yum install git

名前とメールアドレスの設定

なぜ必要?

Gitは各変更に「誰が変更したか」という情報を記録します。これにより:

  • 👤 責任の所在が明確に: 問題があったとき、誰に聞けばいいか分かる
  • 📧 連絡が取れる: メールアドレスで質問や相談ができる
  • 🏆 貢献が記録される: あなたの成果が正しく記録される

設定してみよう

まず、現在の設定を確認してみましょう:

git config --list | grep user

まだ設定されていない場合は、何も表示されません。

では、名前を設定しましょう:

git config --global user.name "あなたの名前"

次に、メールアドレスを設定します:

git config --global user.email "your.email@example.com"

設定が完了したか確認してみましょう:

git config --global user.name
git config --global user.email

設定の意味を理解しよう

--globalオプションって何?

Gitの設定には3つのレベルがあります:

  1. システム全体(--system): すべてのユーザーに適用
  2. ユーザー全体(--global): あなたのすべてのプロジェクトに適用 ← 今回使用
  3. プロジェクト単位(設定なし): 特定のプロジェクトのみに適用

通常は--globalを使って、すべてのプロジェクトで同じ名前とメールアドレスを使います。

プライバシーが心配な場合

GitHubなどを使う場合、メールアドレスを公開したくないかもしれません。その場合:

  1. GitHubの設定でプライベートメールアドレスを取得
  2. そのアドレスを使用(例: 123456+username@users.noreply.github.com

その他の便利な設定

エディタの設定

Gitでコミットメッセージを書くときに使うエディタを設定できます:

git config --global core.editor "code --wait"

この例では、Visual Studio Codeを設定しています。他のエディタも設定可能:

  • Vim: "vim"
  • Nano: "nano"
  • Sublime Text: "subl -n -w"

改行コードの自動変換設定

WindowsとMac/Linuxで改行コードが異なるため、自動変換を設定します:

# Windowsの場合
git config --global core.autocrlf true

# Mac/Linuxの場合
git config --global core.autocrlf input

設定内容の確認

すべての設定を確認してみましょう:

git config --global --list

主要な設定項目:

  • user.name: あなたの名前
  • user.email: メールアドレス
  • core.editor: デフォルトエディタ
  • core.autocrlf: 改行コードの設定

トラブルシューティング

設定を間違えた場合

設定を修正するには、同じコマンドを新しい値で実行します:

git config --global user.name "新しい名前"

設定を削除したい場合

git config --global --unset user.name

まとめ

初期設定が完了しました!これで:

  • ✅ Gitがインストールされている
  • ✅ あなたの名前が設定されている
  • ✅ メールアドレスが設定されている
  • ✅ 変更履歴に作者情報が記録される

次のレッスンでは、実際にGitリポジトリを作成して、バージョン管理を始めましょう!

【実践演習】初期設定の確認

実際にGitの設定を行い、正しく設定されているか確認しましょう。

CommandAcademy Terminal
Welcome to CommandAcademy Terminal!
Type "help" to see available commands.
user@cmdac:~$

ファイルツリー

/
etc
hosts35B
passwd76B
home
user
tmp
usr
bin
share
var
log

3つの設定(バージョン、名前、メールアドレス)が正しく表示されれば、準備完了です!

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